最近、御朱印の転売がいろいろと話題になっているようです。
インターネット上でニュースになっていたので、御朱印に関するブログを運営しているひとりとして思うことを書きます。
もくじ
粟田神社の張り紙「御朱印につきまして」
御朱印の転売のことを私が知ったきっかけは、粟田神社の「御朱印につきまして」というタイトルの張り紙について、詳細に取り上げられているコンテンツでした。
こちらの「ねとらぼ」さんの記事です。
ねとらぼ「御朱印」転売に神社から切実なお願い」
上記コンテンツから、転載ならびに引用をさせていただきます。
発端はTwitterユーザーのタゲRiさん(@tageri_r)が投稿したこちらの写真だったようです。
粟田神社から御朱印(多分御朱印帳も)についてのご利益の小話とお願いが。写メアップのご承諾は頂きました
言葉使いが見事で見習いたいです pic.twitter.com/HMpzeIUfSu
— タゲRi (@tageri_r) 2017年1月31日
詳細はねとらぼのサイトにまとめられていますので、こちらでは抜粋をさせていただきます。
神社ごとに異なる個性的な御朱印は大変な人気となっていますが、その中でも特に限定物の御朱印や遠方の寺社の個性的な御朱印については、入手困難な「レア物御朱印」と呼ばれ、ネットオークションなどで転売されたりする事例が絶えません。
御朱印帳を何冊も持ち込むような怪しい人が以前から絶えなかった。転売目的なのは明らかですが、これでは信仰の証であるはずの御朱印もただの商品でしかありません。「(御朱印の)趣旨が違うだろう」いうことです。
オークションなどで御朱印を買ってしまう人に対し「御朱印とはそういうものではない」というのは知らせておかなければならない。
信仰とは無関係に、趣味として御朱印を集めている方もいるようですが、理由は何であれ『お宮さんに足を運ぶ』ことが大切。足を運べば何か学ぶことがあり、そこで「お宮さんていいな」と思っていただければそれでいい。
若い女性「御朱印ガール」の間で人気に
御朱印ガールという言葉まで生まれるほど、御朱印はブームになっているようです。
スピリチュアルという言葉が世にあふれているご時勢、御朱印そして御朱印帳が注目されるのも当然といえば当然だと思います。
確かに、最初はスタンプラリーのようなイメージで取り組む人も一定数はいるかもしれません。
そしてそのうちのいったい何人が、1年後・3年後・5年後も御朱印を集められているのだろうと思いもするのですが、中には御朱印の真の魅力に気付く人もいるように思うんですよね。
きっかけはどうあれ。
私が御朱印を集めるようになったきっかけ
私は、御朱印をいただくようになったのは、実は今年に入ってからです。
御朱印ガールというほど、ガールな若者ではないですが。
自分は、仕事やプライベートでよく他の都道府県に出張することが前々からありました。
以前は物欲も盛んでしたし、買い物を楽しむためにショッピングセンターに行ったり、現地の名産品を飲み食いしたりしていました。
ですが、インターネットの普及とともに、現地の珍しい品々が自宅で簡単に手に入る時代になってしまいました。
そうなると現地で楽しむことは「モノ」ではなく「サービスや時間」などにシフトしていきました。
モノを買うより、現地でしか体験できないことをしよう。
そう考えるようになり、必然的に寺社参拝という選択肢が浮上してきました。
もともと天然石が好きなこともあって、旅のお供として天然石を持っていき、参拝するときには水でお清めしたりしてました。
出張でどの地域に行くにも、大なり小なり神社仏閣って必ずありますからね。
そして御朱印・御朱印帳というものがあることを、この最近になってやっと知りまして。
こんなに素敵なご縁を紡ぐものがあるなんてと感動した結果、御朱印帳を2冊インターネットで即購入。
2冊というのは、神社用と寺院用に分けるためです。
そこからです、私が御朱印を集めるようになったきっかけは。
御朱印の転売についての考え
本当に転売ってされているのかなぁ…って信じられなかったので、試しにヤフオクを見てみました。
ヤフオクで「御朱印」というキーワードで検索してみると…
本当にありました。
こちらの画像は、2017年2月18日20時24分のヤフオク検索結果の1ページ目のスクリーンショットです。出品者名は塗りつぶしておきます。
※ http://auctions.yahoo.co.jp/
ここからは御朱印の転売について、私の考えです。
私は、御朱印を転売されている方から買おうとは一切思いません。
なぜなら、私にとって御朱印は「寺社そして神様や仏様と、現地でご縁を紡いだ証(あかし)だ」と思っているからです。
珍しいものがほしくなるのは、いわば人間の欲であり仕方がないと理解します。
仮にその神社仏閣や神様仏様が好きであればあるほど、それを手に入れたくなる情熱もわかります。
ですが、参拝なしに手に入れたその御朱印に、いったい何の価値があるのでしょうか。
神様仏様は、わざわざ時間を割いて足を運んでくれた参拝者を気にかけてくださってるんじゃないかなって感じるのです。
もちろん、その考え方は非常に「俗な考え方」であるかもしれません。
ですが、私はそう思うのです。
そして、高い芸術性というだけで転売商品を高く購入するのであれば、あまりにも勿体ない。
そのお金が直接、寺社の増改築などに行けば、もっと神様仏様にも喜んでもらえるんじゃないのかなって。
私はそんな気がしてやみません。
参拝する寺社の宗派と宗教
両親の影響で特定の宗派のお仏壇は家にありますが、基本的に私は無宗教派です。
大好きな龍の置物もあります。
参拝した神社でいただいた、ありがたいお札もあります。
ヒンドゥー教で商売や学問の神様といわれているガネーシャ神の置物も複数あります。
その人その人の「心のありかたひとつ」だと思うのです。
だから私は、宗派関係なく参拝して、毎度毎度のご縁を紡げばいいと考えています。
私の御朱印帳には、同じ神社仏閣のものが幾度も重複するでしょう。
ですが、それでいいと思っています。
その都度ありがたくいただいて、参拝の思い出にします。
あの時は晴れていたな、とか。
なんとなく歓迎されていたように思った、とか。
ブログ運営者として
ここまで書いたことは個人の考えですので、あくまで参考程度にしていただければと思います。
また、私が運営しているこちらのブログ「御朱印なび」は、私自身の御朱印の集印記録をはじめとして、同じく御朱印集めをされている皆様と情報のシェアをして、何かしら還元していければと思っております。
御朱印集めの初心者から、幾度となく参拝をされている経験豊かなかたまで。
様々なかたに楽しんでいただけるような記事を増やしてまいります。
自身の参拝記録も、これから書いていきます。
今後も「御朱印なび」を末永くご愛顧いただければ幸いでございます。
2017.02.18 ブログ運営者